レコーディング入門:パソコン録音とMTR録音
レコーディングをするには録音する機材が必要です。大きく分けて2パターンあります。
1.MTRでレコーディング
MTRとは、マルチトラックレコーダーの略称で各パートを別々に録音、一気に再生ができる機器の事です。
最初にドラムを録音して、ドラムを聞きながらベースを録音して、ドラム・ベースを聴きながらギターを録音して・・・
とそれぞれを分けて録音して行くのです。
2.パソコンでレコーディング(DAW)
基本的にMTRと考え方は同じです。MTRという専用の機材で操作するのではなく、音作り、録音、再生、など すべてパソコン上で作業をします。
どっちでやるのがいいんだ?結局は同じじゃん!?
私が今までに試してみて気が付いたメリットデメリットを挙げてみます。
■MTRのメリット
・本体のみで、録音が可能である。
・持ち運びにも便利。
・操作、画面などシンプルで使いやすい。
■MTRのデメリット
・拡張しにくい
・操作、画面などシンプルな分、出来る事には限界がある。
・使用できるトラック数が少ない(ものによる)
・チャンネル数が少ないものでピンポン録音した場合、バランスを間違えると大惨事になる。
■PC(DAW)のメリット
・使用できるソフトも多種多様
・沢山のchを同時再生できる。(ソフトによるがほとんどが24ch縲鰀48ch以上)
・録音の他にも、波形編集、マスタリングなどもできる
・映像もつけたりできる。
■PC(DAW)のデメリット
・オーディオインターフェース(PCに音を取り入れる機器 以下I/F)の性能に左右される。
・パソコンの処理能力にも依存される。
・ソフトウェアの使い方が難しい
・金がいっぱいかかる
・操作や設定項目が多く、MTRと比べると複雑。
・マウス操作でできるが、微調整がしにくい。
・マウス操作よりもコントローラーを使うと操作性は格段とあがるが、コントローラーが結構高い。
まとめてみると、MTRを使った録音は、チャンネルの制限を受けてしまうが、操作性、スタジオでの簡易録音にはとても向いている。
DAWでの録音は制限は少ないものの、快適な録音環境を整えるのにお金がかかり、スタジオへの持ち運びにも苦労する。きちんとした環境を整えることができれば、本格的にレコーディングするのには向いているといえる。
音質についてはどちらも好みの世界。メーカーやソフト、使っている機材で、特徴が違う為一概に言えないが、MTRの音質も悪くない。下手なDAWよりはずっと良い。
どちらにせよ、お金をかけた分だけ音質が良くなるという現実は変わらないと思う。
用途や使い方でどちらも良いシステムですので悩みどころです。
文字でたらたら書いてもうまく伝わりにくいですよね^^;
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