レコーディング入門:マイクの指向性
マイクには音を拾える範囲(向き)があります。マイクによって違いますが、指向性を理解した上でマイキングを行う事でミックスダウンのしやすさがグンと変わります。結果、音質向上にもつながります。
また購入するときにも指向性を意識して選ぶと良いでしょう。
■無指向性
基本的に拾えない角度はありません。しかしマイクの後ろ側は持つところが付いているので、感度は落ちると思います。 測定用だとかの広い範囲で音を拾いたいときに使います。音楽用ではあまり使う場がないかもしれません。 |
■単一指向性
片方のみ音を拾うことが出来ます。おおよそ半円の形です。 |
■双指向性
マイクを中心に双方から音を拾うことができます。対談的な場面には向いているかもしれません。 |
■超指向性
単一指向性の拾える幅が狭くなりました。ポイント的に音を捉える場合には一番適しています。 それぞれいろいろな呼び名で呼ばれていますが、幅が違うだけです。若干狭いか、超狭いか等。 |
使い方に決まりはありません。自由に使って下さい(笑)
しかし、個人的には超指向性など、幅の狭いマイクのほうが好きです。
例えば、ドラムのスネアを拾いたいのに指向性の幅の広いマイクを使うと、ハイハットやらタムやらキックやらと、余計な音は拾ってしまい、MIX時の音作りに影響してきそうです。
ドラムのLRマイクだとか、OFFマイクだとか全体的な音を拾うときには指向性の幅の広いマイクを使うと良いと思います。
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