レコーディング入門:ダイナミクス系エフェクターの効果
レコーディングでは、かなり頻繁にダイナミクス系のエフェクターを使います。
なのでダイナミクス系のエフェクターについてどういうものか理解しておいたほうが良いです。
■ダイナミクス系エフェクターとは!?
ズバリ、音をダイナミックに聞こえるようにするエフェクターです。
ギター、ベースにも「コンプレッサー」や「リミッター」というエフェクターが存在します。役割は同じです。
実際に使ってみても、「音が大きくなるだけのような・・・」という印象しか受けないでしょう。でもこれが重要なのです。
■ダイナミクス系エフェクターの仕事
なぜ、音を大きくすることが重要か?これは「大きな音で録音するには?」で記述したとおりですが、これについてもう少し詳しく見ていきましょう。次の図を見てください。
極端な波形の例ですが、コレがバスドラやスネアの波形の例だと思ってください。一瞬でピークに達しており、ここ以外は小さな波形になっています。
これにコンプレッサーをかけてピークの部分を思い切り潰し、全体的に波形を底上げしまます。
次の様になります。
どういう音の違いかというと、例として、
バスドラは「ドッ」という音が「ドン」となります。
スネアは「タ」という音が「タン」となります。
タム類は「ト」という音が「トン」となります。
また、波形のバラツキをなくすことで、「聴く側が聴きやすく」なります。
これがダイナミクス系エフェクトの仕事なのです。
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