レコーディング入門:ドラムの録音(バスドラ)
■使用するオススメマイク
SHURE PG52 | SENNHEISER MD421MK2 |
SM-57、58はある程度何にでも使えます。楽器なら57!歌なら58(ゴッパー )!と定番です。バスドラム専用にマイクが無い場合は57を。57が無い場合は58を使うと良いでしょう。
もう1ランク上げて、バスドラムの重さを強調したい場合はPG52あたりでも良いです。57と比べて低音を拾いやすいです。
MD421(通称クジラ)は少々高価です。しかしプロユースの定番マイクです。低音を良く拾いますがクリアな音で録音できます。
電気屋さんで売っているようなカラオケマイクはオススメできません。ノイズもさほど気にならなく酷い音ではないですが、低音域の音を拾いにくく、軽い音になってしまいます。
解説:
バスドラムのヘッドに穴が開いている場合は穴の中にマイクを突っ込んで設置します。
向きはビーターの接地箇所には直接に向けず少し外した位置を狙うようにしましょう。
アタック音が程よく収録できてタイトなサウンドに仕上がります。
解説:
バスドラムのヘッドに穴が開いていない場合はヘッドの中心からやや外した位置に設置。
この時、ヘッドとマイクが垂直になるように、またマイクはヘッドギリギリまで近づけると良いです。
穴にマイクを入れた場合、タイトでアタックの強い音になるのに対し、ヘッドに近づけて録音した場合は柔らかい音になります。また、マイク2本使って図1、図2の両方の音を収録しMIXさせる方法も効果的です。
■サブキック スピーカー(ウーハー的な)の振動版を利用したマイクです。バスドラム専用で重みを収録するのに効果があります。アタック感は通常のマイクで。 胴の鳴りはサブキックで収録し、MIXさせて迫力のあるバスドラムが再現できる様です。まだ使ったことはありませんが興味のそそられるマイクです。こちらのブログ内で紹介しています。 ■録音側の設定 ダイナミクス系のエフェクトは必ず使いましょう。バスドラムの音だけでも、仕上がりの音質に大きく左右します。バスドラムは打楽器であり、なおかつ足で踏んで音を出します。その為、強い音の瞬間的な衝撃音になります。 うまくダイナミクス系のエフェクトを活用しないと、MIX時に瞬間的な音だけが強調されてしまい、
バスドラム本来の鳴りが隠れてしまう可能性があります。なので、うまく衝撃を潰し、本来の胴の鳴りをうまく録音できるかどうかが鍵です。
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