ドラム入門:スティックの選び方
楽器屋さんへ行くと、ドラムのスティックがズラリと並んでいます。
私は、見た目の好み、重さ、太さ等適当にえらんでおりましたが実際にはいろいろ選ぶポイントがあります。
1.まっすぐなスティックを選ぶ
中には、沿っているスティックがあったりします。
沿っているスティックを使うと、打点に力がうまく伝わらなかったり、明後日のほうに跳ね返ったりします。
棚等で転がしてみて、きれいに転がるスティックを選びましょう。
2.重さが同じスティック
微妙に重さが違う場合があります。重さが違うと叩きにくかったりするので、可能な限り同じ重さのスティックを選びましょう。
3.チップの形
楕円型、丸型とあります。
楕円型は叩く角度によって、接地面積が変わります。(先っぽは細く、中間は太い)なので、様々な音のニュアンスがつけやすい反面、均一な音が出にくいこともあります。上級者向きといえるでしょう。
丸型であれば、ニュアンスはつけにくいものの、安定した音が出せますので初心者向きです。大き目の丸型チップのスティックは均一な音+大音量が出やすいスティックです。
また、チップの材質にプラスチックを使っているタイプがあります。クリアな音が特徴ですが、音の柔らか味に欠けます。
プレイスタイルによってチップの形状を選ぶと良いでしょう。
4.太さ、重さ
重さ、太さは叩きやすさに最も重要なポイントです。しっくりくる太さ、自分の力に合った重さを選ぶのが理想です。
また、出る音も変わってきます。
重くパワフルな音を出したい場合は重く、太いほうが向いています。但し、無機質な音になったりしやすいです。
細いスティックはきれいで繊細な音をだしたいときに向いています。
プレイスタイルに応じて選ぶのも良いでしょう。
5.材質
ドラムのスティックはヒッコリー、オーク、メイプルという材質が使われている場合が多いです。
それぞれ特徴があります。
■ヒッコリー
重さ、固さ共に標準的です。音に暖かみもでる材質。もっとも多く使用されているスティックの材質。白い木目が特徴。
■オーク
重く、固い。とにかく頑丈で安価なのでコストパフォーマンスは良い。パワフルで力強い音がだせる反面、無機質な音になりやすい。黒い木目が特徴。
■メイプル
軽くて固い。扱いやすいが折れやすい為ロックには向かない。ジャズなど繊細な音向きのスティック。
■その他
・ブラシ
撫でるように使います。ザッという音が特徴。ジャズに良く使われます。
・マレット
様々な打楽器に使われます。チップの形状が多種多用であり鬼のような種類があります。
バラード系の曲などで、シンバル連打のときとかにつかうとものすごくきれいです。
定番のスティックの紹介。定番に悪いものは無い!!
名称 | イメージ | 材質・仕様 |
VIC FIRTH(ヴィクファース)/5A | ■素材:ヒッコリー ■チップ:ウッドチップ ■サイズ:14.4x407mm |
|
PEARL ( パール ) / 110H | モバイル用リンク:PEARL 110H ドラムスティック |
■素材:ヒッコリー ■チップ:ウッドチップ ■サイズ:14.5x398 mm |
PEARL(パール)/110A | モバイル用リンク:PEARL 110A ドラムスティック |
■素材:オーク ■チップ:ウッドチップ ■サイズ:14.5 x 398 mm |
ドラム入門:スティックの持ち方 |
ドラム入門 |