レコーディング入門:マスタリング
マスタリングは2Trackに落とされた音のマスターを作ることです。
複数Trackを2chに落とし込む⇒ミックスダウン
2chに落とし込まれたデータに対して最終加工する⇒マスタリング
ミックスダウンでバランスをとっても、市販のCDと聞き比べると、明らかに音量負けしている場合が多いと思います。
音量負けしているといくらキレイな音でこだわって作りこんでも、市販CDの曲と並べて聞くと、
「音が小さい!!」
という第一印象のみで、音質うんぬんどころの話ではありません。極端に言うと、多少音が悪くても、市販CDに近い音量のほうが、格段と聞きやすいです。
マスタリングは既にMIXされた音を加工するので、パートの調節はしません。
全体的に音質を調整したり、音圧を稼いだりして、市販レベルまで音量を稼ぐという事がマスタリングの目的です。
マスタリングには以下の様なプラグインが便利です。
■マルチバンドコンプレッサー
コンプレッサーとの大きな違いは帯域ごとに音圧を調整できることです。
例えば低音部分にだけコンプレッサー、高音部分にだけコンプレッサーといったような使い方ができます。
出すぎている帯域、足りない帯域に対してうまく調整する事が目的です。
■マキシマイザー
マルチバンドコンプレッサーに似ています。コンプやリミッターの一種であることは間違いないんですが、マスタリング用のダイナミクス系プラグインという大きなくくりのほうが表現しやすいです。
と、とにかく、全体的な音圧アップを目的としたプラグインです。
フリーVSTでマスタリングを試みましたが、目標の音圧には遠く、また音質的にも劣化がありました。
最終的な音圧アップにはやはり有料のプラグインを導入する価値はあるのではないかと考えます。
■マスタリング用プラグイン
個人的に定番と思っているプラグインをチョイスしてみました。プラグインの数はかなり多数あり、有料のプラグインは高価だったりPCの処理能力が追いつかなかったり等いろいろあると思いまが、自分のDAW環境、PCスペックに合わせてプラグインを導入してみる価値はあると思います。
そして最後はCDに焼いたらレコーディングは終了!
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