レコーディング入門:イコライザ(EQ)の使い方
イコライザには
・パラメトリックイコライザ
・グラフィックイコライザ
の2種類があります。
この二つの違いとは?
■パラメトリックイコライザ
周波数が自由に調節できます。他のパラメータを駆使してある程度細かく設定できますが、
全体的に低音、高音、中音等を調整するのに向いています。
また、ミックスダウンなどでは、ブーストしたいorカットしたい音域をピンポイントで探し、その部分をEQ処理するといった使い方もメジャーです。
DAWなどではメジャーですが、実際の機器は効果なものが多いです。
■グラフィックイコライザ
調整できる周波数が固定の為、欲しい周波数をブーストorカットするというシンプルな使い方です。
例えば、20Hz縲鰀20kHzまで固定で調整する周波数がきまっています。
15バンドというのは、15ポイントに、31バンドというのは31ポイントの周波数の調整が可能です。
■ 使い方の例
例として、ドンシャリ系の音を作ってみましょう。
ドンシャリとは低、高域を上げて、中音域を下げることです。
たとえば、目標として
な感じにイコライジングしてみるとします。
パラメトリックイコライザは
3点の周波数を決めて、それぞれブースト、カットをします。これでおしまい。
グラフィックイコライザは
全ての周波数をグラフィカルに調整します。
結果として、音質を調整する機器であるため、どちらを使わなければいけないという決まりはありません。
グライコにも種類があり、31バンドのもの、15バンドのもの、7バンドのものなどあります。
31バンドは楽器の音作りにはちょっと・・・全体的な出音の調整やハウリング対策等、PA屋さん向きですね。
7バンドはPAでは大雑把すぎるので、楽器の音作りに向いている感じですかね。
グライコの使い方は見て分かるとおりなので、次のページでパラメトリックイコライザについて使い方を説明します。
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